この記事は2013年2月に掲載されたものです。
表参道のハナエ・モリビルの跡地に
新しい複合施設「oak omotesand(オーク表参道)」が建設されている。
4月4日の開業に向けて着々と出来上がってきているオーク表参道。
テナントやロゴも決定し、オープンへの期待が高まっている。
オーク表参道概要
オーク表参道は地下2階・地上9階建て。
地下2階は東京メトロ表参道駅と接続するためアクセスが便利だ。
地下1階は東京三菱UFJ銀行と駐車場のスペース、
1階~2階は商業施設フロアになっている。
エントランスホールから2階に続く空間のデザインは現代美術作家の杉本博司氏が担当。
杉本氏の作品は厳密なコンセプトと哲学に基づき作られていることで知られていて、
オーク表参道の空間デザインも、プレスリリース情報によると、
“最深部の天井から数理模型「窟竟頂(くっきょうちょう)」を下げ、神殿的空間における
御正体(御神体)の役割をはたしている”という哲学的なコンセプトがある。
また、ファサードライティング(外観照明)は
ライティング・アーキテクトの豊久将三氏が担当する。
LED照明器具を使い環境に配慮した設計になっていて、
日本の伝統色を意識した精妙なグラデーションが彩る。
また、ビル全体は横からみたときに「OAK」の形に見えるという個性的なデザイン。
ロゴマークにも同様の形が採用されている。
デザインと同時に環境にもチカラを入れていて、ビル名の由来となっている柏(オーク)の木を
ビル内南側の緑地に植樹し、癒しの空間を設けている。
また、一般開放予定の屋上庭園は、「自然の植生を再現し、生物多様性があるもの」として
日本生態系協会から屋上庭園としては初の認証を受けた。
テナント
1階と2階の商業施設フロアに入るテナントは
「Emporio Armani(エンポリオアルマーニ)」「COACH(コーチ)」
「three dots(スリードッツ)」「Nespresso(ネスプレッソ)ネスプレッソブティック」
「茶酒 金田中(サーシャ カネタナカ)」の5軒と、後にもう1軒テナントが入る予定だ。
「Emporio Armani(エンポリオアルマーニ)」と「COACH(コーチ)」は
どちらもフラッグシップショップのため、品揃えが豊富だろう。
また、2階にある「茶酒 金田中」は、料亭『金田中』がプロデュース・運営する
注目のカフェだ。店舗デザインはビルの空間デザイン同様、杉本博司氏が設計。
坪庭に見立てたテラスや10mの白無垢材のカウンターなどが設置され、
モダンなカフェになる予定だ。
オーク表参道は、アートと環境が融合し、
日本の最先端技術とデザインが合わさった新しい商業施設。
世界に向けた新たなランドマークとなることを目指している。
oak omotesando (オーク表参道)
開業日:2013年4月4日(木)
場所:表参道ヒルズから表参道を青山方向に進み 歩道橋を渡って目の前の角
HP:http://www.oakomotesando.com/(2月下旬サイトオープン予定)
(プレスリリース情報はこちら→http://www.obayashi.co.jp/press/news20130218_1)
